民間企業

アクティブな学びに積極的に取り組んだ4年間。
「好奇心」を原動力に、これからも挑戦していきたい。

DXCテクノロジー・ジャパン株式会社 内定K・S さん 経営学部 / 鹿児島県 樟南高校 出身

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DXCテクノロジー・ジャパンへの就職をめざしたきっかけは何ですか?

2年生の時に参加した実践型プログラム「KEIHO Business Idea Presentation (BIP)」の協力企業としてDXCテクノロジー・ジャパンに出会いました。DXCテクノロジー・ジャパンは、世界70カ国以上にITサービス拠点を持ち、世界で12万人以上が働く外資系ITサービス企業です。企業のDX(Digital Transformation:デジタル技術を活用してビジネスモデルを変革すること)を支援し、最先端の技術を駆使して社会に貢献している会社です。取引先もグローバルで有名な企業が多く、仕事のスケール感に惹かれ、常にワクワクしながら仕事ができると感じ、志望しました。また、人事や面接官の方と接する中で、人物本位で個人を評価してくださる社風を感じることができ、自分に合っていると感じました。

BIPとはどのようなプログラムですか?

国内トップクラスの協力企業に赴いて1グループ4人構成でプレゼンテーションを行う「挑戦型プログラム」です。私のチームは法学部2人、経営学部2人の4人で協力し合いながら「京都・伊根町の活性化」をテーマに提案を行いました。漁業に携わる人が減少している現況を捉え、自動で餌を撒くシステムを養殖に導入することや、販売経路としてバーチャル空間で朝市を開催することなど、漁業自体をDX化することをプランニングしました。学生ならではのアイデアとして評価していただき、参加企業の方々から率直な意見をいただき、大きな達成感を得られる貴重な経験となりました。

経営学部ならではの活動にも積極的に参加されたんですね。

経営学部に進学した理由は、将来のキャリアへの選択肢の幅が広く、自分が進みたい道をゆっくりと考えていけると思ったためです。1年生の時には会計のコースに進み、先生方が資格取得を勧めてくださったこともあり日商簿記を取得しました。
2年生の時には、興味のあった地域未来創造マーケティング研究会「やおみらい」にも参加しました。この産学連携の活動では、企業の方々と直接お会いし、経営者の方々から貴重なお話をお聞きすることができました。一緒に働く方々の先頭に立ち、共通のゴールに向けて導くリーダーシップなどを肌で感じられ、将来に役立つ経験をたくさん積むことができました。
「やおみらい」では八尾の名産である枝豆を使った「枝豆ジェラート」を開発し、東大阪のふれあい祭りや中之島中央公会堂でのイベントで実際に販売しました。どのように販売すれば売り上げを上げることができるのかと悩んでいた時、ある経営者の方から「ただ商品を売るのではなく、この活動のストーリーに共感し、応援してもらうことが大切」というお話をお聞きしました。それを機に「ジェラートはどうですか?」とお客様に話かけるのではなく「私たちはこういう活動をしています」と声をかけて売ることにしました。売り方を変えた結果、お客様の反応がよくなり、売り上げがアップしました。マーケティングとはどういうものかを実際に体感したことで、仕事に対するやりがいを理解でき、自分自身を成長させてくれる要因になったと思います。
8月29日(金)の1日限定でしたが、大阪・関西万博の「共創チャレンジ」エリアでも「枝豆ジェラート」を出展しました。当日は販売は行いませんでしたが、活動内容を展示しました。ブースにお越しいただいた皆様には、オリジナルのコースターやうちわをお土産としてお渡しするなど、活動の認知を広げる貴重な機会となり、良い思い出にもなりました。

大学ではほかにも実践的な学びに積極的に参加されていたんですね。

2年生の夏休みには短期留学も経験しました。3週間、韓国に滞在し、日本語が使えない環境で学ぶことで語学力も向上し、何よりさまざまなことに興味が持てるようになりました。一緒に参加しているグループの中にフランスからの留学生がいました。思いきって話しかけたところ、とても仲良くなり、英語でコミュニケーションをとるようになりました。この出会いをきっかけに、もっと英語が喋れるようになりたいという刺激を受けたのも、このフィールドスタディに参加した成果だと思います。私自身は好奇心旺盛で、何事も恐れず挑戦してきましたが、この経験を通じてさらに挑戦心が強くなったと思います。

就職活動にはどのように臨まれましたか?

3年生の6月ごろから本格的に就職活動を始めました。まずは業界を問わずに興味を持った企業の説明会やインターンシップに参加。同時に、自分の性格の洗い出しや「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」など自己分析を深めました。特にインターンシップで企業側から受けたフィードバックや、同じグループになった学生からの意見に耳を傾けることを心がけました。
また、BIPの時にお世話になったキャリアセンターの方に就活に関して相談したり、先輩にエントリーシートを見ていただいたり、具体的なアドバイスをいただいてブラッシュアップしました。
ゼミでお世話になった先生には、就職活動についていろいろと相談させていただきました。相談する中で、IT産業はまだ限界が見えておらず、伸びしろが無限で、新しいことが取り入れられることに魅力を感じるようになりました。スピード感が重視されるIT業界は、日々ダイナミックに変化しますが、それが私の性格に合っていると感じました。
IT企業の就活イベントにも参加しながら、DXCテクノロジー・ジャパンの夏の3DAYSインターンシップに参加し業務内容や職場環境を実際に体験したことで、「ここで働きたい」という想いが徐々にふくらんできました。早期選考に臨みましたが、IT企業で働かれていたゼミの先生から、業界のお話を詳細に教えていただいていたので、IT業界のことをしっかり理解して臨んだことが内定獲得につながったと思います。また、先生から私の良いところ、悪いところを率直にアドバイスいただけたことも心強かったです。ネガティブに捉えていた自分の能力を、逆にポジティブに考える手助けをしていただき、それが自信に繋がりました。

受験生の皆さんへのメッセージ

「周りの人を頼る」ことが、絶対に必要だと思います。自分で分析するから“自己分析”なのですが、正直それはなかなか難しいことです。周りの人からの意見を聞くことで、他人から見た自分を客観的に知ることができます。私はそのおかげで、今までの自分の経験がどのような未来につながるのかを見直したり、自分にしかないものは何かを考えたり、一人では気づくことのできないことを考えるきっかけを得ることができました。自分と向き合うためには、周りの人を頼って意見をもらうことがとても大切だと思います。

※掲載内容は取材当時のものです。

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