民間企業

苦手意識を持っていた経済学部への理解が深まった大学での学び
これからは多角的な視点でIT業界を支える

Sky株式会社 内定髙野 萌子 さんMoeko Takano経済学部経済学科卒(2024年3月) / 大阪青凌高等学校 出身

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内定先についてお聞かせください。

Sky株式会社から内定をいただきました。
Sky株式会社はITの力であらゆる課題の解決に取り組んでいる企業です。もしかすると、TVCMでご存知の方も多いのではないかと思います。事業領域はとても広く、公共・民間問わず、クライアント運用管理ソフトウェアを中心に、カーエレクトロニクスやモバイルの開発、教育分野における学習ソフトウェア開発など、さまざまなシステム開発を行うという点で現代のIT社会には無くてはならない会社だと考えています。
私は事務職としての採用ですので、システム開発などには携わりませんが、現場をバックアップする立場として最先端の仕事を支えたいと考えています。

IT業界に興味を持たれたきっかけは何ですか?

入学当初は地方公務員を志望していましたが、「何となく安定していそうだから」という曖昧な理由からでした。しかし、経法大に入学後、女性の活躍推進に関する研究を行う機会があり、「公務員よりもっと女性が活躍できる業界があるのではないか」と思うようになりました。公務員は年功序列のイメージを持っていたので、早期から女性が活躍できる業界を視野に入れ、さまざまな業界の分析をした結果、成長し続けているIT業界に興味を持つようになりました。大学の就活イベントでDX※化に関する講義を受けた時も、IT業界が果たす役割の大きさを改めて実感し、この業界で働きたいと思うようになりました。

※Digital Transformation
デジタル技術を社会に浸透させて人々の生活をより良いものへと変革させること

大学ではどのような学修に取り組まれたのですか?

私は数学が苦手なので、入学当初は数学を駆使する経済学は理解できないだろうと思っていました。しかし、いま振り返ってみると、苦手ながらも経済学関連の学修にしっかり取り組んだ4年間だったと思います。その土台となったのが、1年生の春学期に履修した「経済学基礎」という授業です。授業名の通り経済学の基礎の部分を丁寧に教えていただけたので、数学が苦手な私でも頑張ってついていくことができました。この授業のおかげで「精一杯頑張れば、経済学や数学も身に付くんだ」と自信が持てるようになりました。
その後、「マクロ経済学」や「ミクロ経済学」などを段階的に履修しました。ところが、コロナ禍で、オンラインでの授業が中心に。対面でのやり取りができないため、履修前は授業についていけるか不安を感じることもありました。しかし、先生に直接メールをして疑問点をぶつけてみたり、自分なりの方法で復習を重ねたりすることで、着実に経済学への理解が深まりました。学期末に成績を確認するたび、より一層「努力すれば、できるんだ!」という想いが強くなりました。
学べば学ぶほど、より難しい専門学修にも取り組みたいと考えるようになり、「社会経済学」も履修。ミクロ経済学やマクロ経済学とはまた違い、資本主義の仕組みについてさまざまな観点から学修できました。それまであまり気にも留めなかった経済ニュースもよく観るようになりました。資本主義や経済がどのように機能しているのか理解できるようになったので、世の中を見る尺度が少し変わったと感じています。
経済学以外でも、初めての分野にいろいろ挑戦しました。「Webデザイン」の授業では初めて自分でソースコードを書いてページを制作しました。最初は何が書いてあるのか意味がわからず、「こんなことで本当にページが出来上がるのだろうか」と心配になりましたが、毎週少しずつ完成に近づいていくのを見ていると、「これを入力すると、こうなるんだ!」というワクワクが大きくなっていきました。プログラミングの基礎知識を持っているか否かで、エンジニアの人との会話も変わってくるはずなので、将来にもつながる経験ができたと思っています。「ワープロ実践」という授業では、事務職には必須のPCスキルを身に付けることができました。デジタルネイティブの世代といっても、スマートフォンがメインでPCはそれまであまり使ったことがありませんでした。WordやExcelなどの書類作成を授業内で指導していただけるのは、とてもありがたいですね。

大学生活で印象に残っていることはありますか?

ゼミで女性の活躍推進に関する研究を行い、学生研究発表大会に出場したことが印象に残っています。2年生の時、ゼミの先生からテーマを割り振られる形でスタートした研究ですが、自分の将来にも関係するテーマだったので、チームリーダーとして積極的に研究を進めました。それまであまり考えていなかったテーマだったこともあり、研究過程で知る事実にはとても驚かされました。たとえば、ジェンダー・ギャップ指数。世界経済フォーラムが「経済」「教育」「健康」「政治」の4分野における各国の男女格差を調査し、毎年その指数を公表しているのですが、当時の日本は156か国中120位という順位でした。これは、先進国の中では最低レベルです。日本がここまで深刻な状況だったことを初めて知り、国内状況の調査により一層熱が入っていきました。
そして、むかえた研究発表当日。チームメンバー全員がそれぞれの役割をしっかり全うし、どのチームの研究内容にも負けない研究成果に仕上げられたという自負と充実感をもって本番に臨むことができました。その結果、銀賞を受賞することができたのですが、ひとつだけとても悔しいポイントがありました。それは、「国際比較ができていない」という審査員である先生からの指摘でした。国内調査に力を入れ過ぎるあまり、グローバルな視点が抜けて落ちてしまっていたのです。時間をかけてやり抜いた充実感はありましたが、この指摘が的確で、とても悔しい思いをしたのを覚えています。
そのリベンジとして、3年生の時も同じテーマで研究を継続。チームメンバーは変わりましたが、どうしてもこのテーマで再挑戦したいとメンバーにお願いし、国際比較も取り入れて研究を進めました。前回の土台があったので、さらに充実した研究内容に仕上げることができ、チーム間の連携もよりレベルアップしたと思います。結果は2年次と同じ銀賞でした。入学当初は経済学に苦手意識を持ち、諦めがちだった私が粘り強く継続できるように変われたので、銀賞以上の価値がある経験だったと思っています。

就職活動に向けて、どのような準備をされましたか?

就職活動は早くからはじめた方がいいと言われていますが、何からはじめればいいのかわからなかったり、先延ばしにしたりする人が多いと思います。私もそうでした。「キャリア演習」という授業で就活の基礎知識からグループディスカッションの練習まで、幅広く教えていただいたので本当に助かりました。授業では、内定を獲得した先輩の話を聞く機会もあり、コロナ禍で上下の繋がりが薄くなった世代としては貴重な経験になりました。面接でカチコチに緊張してしまう私に「親戚のおじさんに話すつもりで話せば緊張しないよ」と先輩がアドバイスをくれたのですが、その通り実践してみると本当に緊張がやわらぎ、リラックスして会話できるようになりました。
キャリアセンターでも面接練習をしていただきました。就活実践キャンプにも参加し、多角的にアドバイスや指摘をいただいたことで、成長を実感できました。就活が本格化した頃には、キャリアセンターで自己PRの添削をしていただき、模擬面接も何度も繰り返し実施していただくことで、しっかり準備を進めることができました。

今後の抱負についてお聞かせください

事務職にも2種類あり、現場を飛び回る営業を社内からバックアップする「営業事務」と、働きやすい職場環境を整える「総務事務」があり、どちらに配属されるかは入社後に決まります。どちらの配属になっても、Sky株式会社というプロフェッショナル集団を支える立場に変わりはありません。覚えることはたくさんあると思いますが、研究発表大会でもそうだったように粘り強くやり抜くことで「髙野さんがいたら大丈夫」と周囲を安心させられる人材になり、全国の支社も含め、幅広い現場をフォローアップできるようになりたいです。

受験生の皆さんへのメッセージ

大学を選ぶ時は、大学の知名度やブランドイメージに引っ張られず、入学後に何がしたいのか、何ができるのかを考えて選んでください。ネットで調べるだけではなく、必ずオープンキャンパスに参加してください。調べるのと実際に体験するのとでは、まったく違います。行かないと見えないものもたくさんあるので、積極的に動いて自分の将来を切り拓いてください。

※掲載内容は取材当時のものです。

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