民間企業

全力で取り組んだ資格取得や研究発表大会、そして就活。
そのすべてが、自信と勇気を与えてくれた。

東洋水産株式会社 内定 原田 勇真 さんYuma Harada経済学部経営学科4年生 / 奈良県立法隆寺国際高校 出身

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内定先についてお聞かせください。

東洋水産株式会社から内定をいただきました。
東洋水産は、マルちゃんブランドでおなじみの総合食品メーカーです。「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」というスローガンをCMで見かけたことがある人も多いと思います。即席麺や加工食品、冷凍食品など、商品展開が多岐にわたるため、幅広い人に笑顔を届けられることが東洋水産の魅力ですね。入社後は営業職として、小売店に商品を置いていただくための商談を中心に、店頭プロモーションの企画、陳列作業の応援など、さまざまな業務に携わる予定です。

東洋水産に興味を持たれたきっかけは何ですか?

業界研究の過程で興味を持つようになりました。最初は漠然と「社会に貢献できる仕事に就いて、多くの人を笑顔にしたい」と考えていたので、暮らしに欠かせない衣食住を軸に業界を絞っていきました。中でも、私自身が食べることが大好きなので食品業界に絞って企業研究を進めていくことにしました。しかし、食品業界には数えきれない企業が存在するため、「知名度・商品の幅広さ・商品の簡便性の高さ」を基準に絞り込み、さらに、企業文化が自分の価値観と近い企業を選んでいきました。大企業が最終候補として残りましたが、東洋水産の社是が「やる気と誠意」「公明正大」であることを知り、真面目な性格の私に合っていると感じました。また、企業スローガンの「すべては、笑顔のために」が、私の思いとぴったり重なっていたので運命のようなものを感じましたね。

大学ではどのような学修に取り組まれたのですか?

1年生から資格講座を利用し、多くの資格を取得しました。1年生の時にリテールマーケティング(販売士)検定3級と2級に合格し、簿記検定3級にも合格。リテールマーケティング(販売士)は、マーケティングやマーチャンダイジング(商品をお客様あまに適切に届けるための戦略)をはじめとする、小売業に関する幅広い専門知識を学べたので、将来のキャリアにも直結する資格だと感じています。1年生で2級まで合格したことに驚かれたこともありますが、私としては友人と一緒に楽しんで勉強していただけで、辛い勉強に耐えて合格したという感覚はありません。他にもITパスポートやICTプロフィシエンシー、MOSなどの資格を取得しましたが、どれも楽しんで学修できました。純粋な知的好奇心から資格の勉強をしていたので、就職活動で資格取得に対する姿勢や向上心を評価していただけたのは嬉しかったですね。
2年生で履修した「流通産業論」もキャリアにつながっている授業です。小売業界にはストアコンパリゾンという、競合他社の価格戦略や商品陳列を調査・比較する活動があるのですが、この授業では自分たちで実際にストアコンパリゾンを行ってレポートを提出しました。私は年末年始のスーパー3店舗をまわり、各社の取り組みを比較しました。普段は気にも留めていませんでしたが、意識して比較してみると、店舗ごとに取り扱っている商品も違えば、品数もまったく違いました。比較すればするほど各店の特色が色濃く出てきて、非常に興味深かったですね。
同じく2年生の時に履修した「製品開発論」では、マーケティングの基本である4P(Product・Price・Place・Promotion)を軸に、どのような戦略を描くかを学修し、商品企画に関する多様な視点やアプローチ方法を学ぶことができました。
マーケティング関連のゼミでは、さまざまなワークショップにも取り組みました。例えば、実際のスーパーのチラシを題材に、その店が押し出している商品は何か、どんな商品戦略が考えられるかなどを各自で分析し、発表するといった内容です。周りの発表を聞くことで、自分にはない着眼点を吸収できた上、正解のない問いに取り組むことにより、柔軟な思考力を鍛えられたと思っています。

大学生活で印象に残っていることはありますか?

学生研究発表大会に出場したことが印象に残っています。特に2年生の時に出場した研究発表大会ではチームリーダーを任されていたので、貴重な経験を積むことができました。研究内容としては、USJと富士急ハイランドの口コミをテキストマイニング(ビジネスで発生する文章データを自然言語処理と呼ばれる技術で分析し、有益な情報を得ること)によって分析し、戦略や価値観の違いを考察するというもの。年齢や性別によって使われるワードが異なるため、ターゲティングには苦労しましたが、それ以上に苦労したのがチームのモチベーションを上げることです。面倒な分析はやりたくないので、最初は積極的に参加してくれるメンバーがいませんでした。そのため、私の最初のミッションは「どうすればみんながやる気を出して研究に参加してくれるか」を考えることでした。まず、共通の趣味を見つけ、話しやすい雰囲気をつくるところからスタートし、チームメンバーが打ち解けてきたところで、簡単にクリアできる課題を各自に設定し、少しずつチーム全体を研究に巻き込んでいきました。メンバー1人ひとりの特性を把握し、うまく関係性を築いていった経験は、多くの人と関わる営業職にも役立つ部分があると思っています。

就職活動に向けて、どのような準備をされましたか?

3年生の「キャリア演習」では就活の基礎知識を学び、面接の練習もしていただきました。元から話をするのは苦手ではないので、大きな指摘はありませんでしたが、面接対策は数をこなすのが一番です。何度もキャリアセンターに通って、キャリアコンサルタントの方に模擬面接をしていただきました。また、学内の取り組みだけでは就活のリアルがわからなかったので、さまざまなインターンシップにも参加。多様な業種を知って視野が広がっただけでなく、意識の高い就活生を目の当たりにし、大きな刺激を受けました。
就活本番では、書類応募だけでも50社近く、面接も30社ほど受けました。「そんなに受けて大変そう」と思われるかもしれませんが、自分としては楽しんで活動していただけです。企業研究をすればするほど、業界について詳しくなり、知らないことを知るのは単純に楽しかったです。そのような過程で自分にぴったりの東洋水産に出会えたので、本当に充実した就職活動ができたと思っています。

東洋水産の選考には、どのように臨まれましたか?

面接試験に不安はありませんでしたが、絶対に落ちたくなかったので、インターネット上に掲載されている過去の面接内容を参考にし、万全の対策を施して本番に臨みました。面接は合計3回。どの面接も手応えを感じる内容でしたが、特に二次面接は大きな手応えがありました。面接官の方から、「なぜ、業界一位の日清じゃなくて東洋水産を志望したの?」と答えづらい内容を聞かれたのですが、私は理路整然と「日清はブランドごとにマネージャーを設けて、ヒット商品をつくることに注力しているが、東洋水産は商品を通して笑顔をつくることに注力している。こうした商品に対する姿勢の違いから東洋水産を志望しました」と返答。これに対して面接官の方から「今度から僕もその理由を使わせてもらうね」と言われ、とてもいい雰囲気で面接を終えることができたと実感したからです。最終の三次面接では、すべての質問が終わった後、「伝えたいことがあるので、少しお時間を頂戴してもよろしいでしょうか」と切り出し、「御社から内定をいただけたら必ず入社します!」と本気度をアピールしました。とても単純なことですが、こうした思いをストレートに伝える人は多くありません。これほど自信を持って熱意を伝えることができたのは、大学4年間を通して培ってきた知識や経験があったからだと思います。資格取得や授業、就活など、全力で取り組んできたことすべてが、私に自信と勇気を与えてくれました。

今後の抱負についてお聞かせください

営業は相手先との関係性があってこそ結果を出せるものなので、売上や成果だけを追いかけるのではなく、取引先との人間関係を大切にできる営業マンになりたいです。また、長期的なビジョンとして、いつか商品企画にも挑戦したいと思っています。商品企画は会社の花形職種なので非常に狭き門ですが、いつの日か自分が企画した商品で世の中に笑顔を増やしたいですね。

受験生の皆さんへのメッセージ

どの大学に行くかより、大学で何をするかの方が大切です。知名度の高い大学に行っても何もせず遊んでいれば得るものはありません。資格取得をはじめ、将来に向けた学修にしっかり取り組んだおかげで、私は東洋水産という素晴らしい企業との縁をつなぐことができました。皆さんも目的意識をもって、有意義な大学4年間を過ごしてくださいね。
と同時に、周りへの感謝の気持ちも忘れないでください。どれほど帰りが遅くなっても、お風呂が沸いている、ご飯が用意されている。こんなに恵まれた環境はありません。周りの支えがあってこそ、今の自分があることをどうか忘れないでください。

※掲載内容は取材当時のものです。

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