民間企業

進路の転身を叶えられたのは、
手厚いキャリア支援を受けることができたから。

日本郵便株式会社 内定村上 健一 さんMurakami Kenichi法学部卒(2014年3月) / 和歌山県立 和歌山東高校 出身

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日本郵便株式会社への内定、おめでとうございます。

ありがとうございます。日本郵便株式会社は、株式会社ゆうちょ銀行・株式会社かんぽ生命と共に、持株会社である日本郵政株式会社のグループ企業であり、郵便・配送サービスを提供すると同時に、グループ2社の金融商品の販売代理業務も行っています。新入社員研修後は、その金融商品の個人営業を担当することになっています。そのため、大学を卒業するまでのあいだに証券の二種外務員資格も取得しました。
当面の課題は、お客様それぞれに最適な商品提案ができるよう、しっかりと知識を身に付けること。そして、少しずつ実績を積み重ね、社内的にも貢献できる営業マンになることが、その先の目標になりますね。簡単ではないでしょうが、頑張っていきたいなと思います。

では、学生時代についてお聞かせ下さい。
大学進学にあたり、経法大を選ばれた理由は何でしたか?

将来の仕事として、検察官を目指そうと考えていましたから、法学部に進むことを決めていました。そして、資格取得のためのサポートに力を入れているところ、和歌山の実家から通える距離にある大学、というのが選ぶ際の条件でした。
いろいろと調べていくうちに、経法大には法学部の中に「法曹」という職業を想定したコースが設けられていることや、Sコースという資格試験のための支援プログラムが無料で受けられるということを知り、ここなら、と入学を決めました。
通学には、八尾キャンパスまで約2時間、花岡キャンパスまで約2時間20分を要しましたが、慣れると意外に平気でしたね。

大学ではどのように学び、過ごされましたか?

1年生から学部の授業と合わせてSコース・法職講座を受講しました。その頃はまだ馴染みのない法学がとても難しく感じられましたが、少人数で丁寧に教えてもらえるSコースのおかげで、徐々に面白いと思えるようになりましたね。
2年生になると、せっかく経法大に入ったのだからと思い、経法相互乗り入れ制度を利用し、経済学部のファイナンシャル・プランニングについての講座も履修しました。普段勉強している分野と違ったことを学べたのは刺激にもなり、楽しかったですね。学年末にはFP検定3級の資格も取得しました。
また、2年生の時にはキャリアデザイン演習を受講したのですが、これが転機になったように思います。職業について具体的にイメージしていく中で、自分が最初から検察官だけを将来の選択肢としていることに、少しずつ疑問を感じるようになったんです。世の中には多くの仕事があるにもかかわらず、それらに目を向けることなく検察官を一筋に目指していていいのかなと。ちょうど金融に面白味を感じでいた時期でもありましたからね。そして一度でもそう思ったのならば、できる限り自分の視野を広げてみようと考えたんです。

就職活動にはどのように取り組みましたか?

3年生でも続けてキャリア演習を受講し、8月には大学主催の企業見学プログラムや、自ら申し込んだ証券会社のインターンシップに参加しました。その頃には、検察官への道から就職活動へと路線変更する意志が固まりつつあったように思いますね。
インターンシップでは、実際の業務には関われませんでしたが、日本銀行大阪支店を見学させてもらったり、さまざまな業務・役職の方から話を伺うことができました。なかでも印象的だったのが若手の営業マンの方。雰囲気や顔つき、話し方も他の方々とは違いましたし、相手が学生だからと接し方を加減することもなく、日々の業務で目標を達成していくことの厳しさについて話をされていました。とにかく圧倒されましたね。おかげで社会人と学生との違いや、自分の未熟さに気付くことができました。
就職活動が解禁になるまでの4ヵ月の間にできる限りのことをしておきたいと考え、キャリア演習以外にも、SPI対策講座や面接対策講座など、キャリア支援課が実施しているすべての講座を受講し、就勝実践キャンプにも参加しました。
12月になると目指す証券と物流の企業を中心に100社ほどエントリーしました。キャリア支援課へも毎日のように通い、職員の方々に履歴書類の添削をお願いしました。様々な手厚い支援はほんとうに有り難かったですし、気に掛けてもらえ、とても励みになりましたね。
就職試験やグループディスカッション、面接といった活動プロセスすべてにおいて、4ヵ月間のトレーニングを重ねたことが十分活かされたように思いますし、なにより自信を持って本番に臨めたのが良かったと思います。最終的には、本命ともいえる日本郵便(株)をはじめ、4社から内定をいただくことができました。

受験生の皆さんへのメッセージ

大学では、ひとつの目標に全力を注ぐのもいいし、できる限り視野を広げてより多くのことを見聞・経験して活かすのもいいと思います。けれど例えば、卒業に必要な単位数を取ることだけに終始するなど、漫然と過ごしても何にもつながらないので、それが一番もったいない大学生活のすごし方ではないかと思いますね。
自分の場合は、資格取得を続けてきたことが良かったように思います。知識も身に付きますし、ひとつ合格するたびに自信となり、次への励みにもなりましたね。宅地建物取引主任者試験など、在学中に合格することができなかったものもありますが、働きながら再チャレンジしていくつもりです。
とにかく何をするにも、失敗を恐れずに思い切り挑戦してほしいと思います。たとえ失敗しても、まだまだ若く、いつでもやり直せると思いますから。ぜひ有意義な4年間を過ごして下さい。

※掲載内容は取材当時のものです。

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