民間企業

日商簿記検定1級の資格を取得。
春からは仕事をしながら、公認会計士をめざします。

株式会社都商事ホールディングス 内定加賀 舞雪 さんKaga Mayuki経済学部卒(2016年3月) / 大阪府立 清水谷高校 出身

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内定先についてお聞かせください。

株式会社都商事ホールディングスから内定をいただきました。
私は大学で会計を学び、3年生の時に日商簿記検定1級の資格を取得しました。さらに国家資格の公認会計士の合格という大きな目標に向け、社会に出てからも会計の勉強を続けたいという希望を持って、就職活動に取り組みました。そんな私にとって理想的な職場と感じられたのが、都商事ホールディングスでした。
特殊用途のトラック等の車両製造、ファイナンス、ジュエリー、アクセサリー、韓国茶カフェ、不動産、コンサルティング、ゴルフ関連事業など、13もの事業を手掛けるユニークな企業です。この会社で経理として働くことで、いろいろな分野の会計に携われることに魅力を感じました。また、社員の資格取得を積極的にバックアップされている企業で、私の公認会計士資格への挑戦もぜひ応援したいと言って下さいました。社員の方々の人柄も良く、ここしかない、という気持ちで志望しました。

大学では会計の学習に最も大きな力を注いでこられたのですね。

はい。親が自営業をしていることもあって、会計に興味を持つようになり、「高校を卒業したら、大学の経済学部で会計を学びたい」と考えていました。なかでも経法大に進学したのは、特別奨学生など奨学金制度が充実していて、親に経済的な負担をかけずに勉強できると思ったからです。
入学後は、1年生からSコース(特修講座)の会計職講座を受講。先生の指導がとてもわかりやすく、これまで簿記などを学んだことがなくても、講座を休まずに毎回きちんと受ければ、しっかりと理解ができると感じました。そして1年生の6月に日商簿記検定3級試験に合格し、11月には2級試験に合格。自分の頑張りを資格試験合格という成果として実感することで、自信になりました。

そして3年生の時に、日商簿記検定1級合格を果たされたのですね。

はい。3年生の6月に合格することができました。2級までと比べるとかなり難しく、受験した時はあまり自信がなかったので、合格した時はびっくりしてしまいましたね。
大学に入学した時、「4年間学んだ成果として何かを成し遂げたい」と考えた私は、公認会計士資格を取得するという目標を打ち立てました。日商簿記検定1級も、そのためのステップ。ですから1級試験の合格後も、公認会計士試験の合格をめざし、Sコースでの学習に励みました。大学内だけでなく、Sコースからの派遣という形で専門学校にも通わせていただき、朝から夜遅くまで集中して勉強に取り組むことができました。

つらくてあきらめようと思ったことはありませんでしたか?

会計を学び始めた頃は理解もしやすく、おもしろいと感じていましたが、難易度がどんどん高くなっていくと、正直、苦痛に感じることもありましたね。でも、自分が最初に打ち立てた目標に向かって頑張りたいという気持ちは、失いませんでした。
同じSコースの友人や、公認会計士試験に合格した先輩がいたことも、励みになったと思います。友人とはよく大学の図書館に遅くまで残って、一緒に勉強しました。また、先輩からは試験に関する情報をもらったり、近況報告をして勉強法についてのアドバイスもいただきました。

就職を考えるようになったのは、いつ頃からですか?

3年生の12月に初めて公認会計士試験を受験し、翌月に結果を知らされたのですが、合格を手にすることはできませんでした。その時に、考えたんです。4年生になってからもう一度公認会計士試験を受けるためにこのまま勉強を続けるか。それともいったん就活に切り替えて、社会に出てから改めて公認会計士試験に挑戦するか。迷って、悩んで、私が出した結論は、就職でした。「社員の資格取得をバックアップしてくれる会社もある」と教わったことが、決め手になったと思います。
それからはキャリア支援課の就職ガイダンスなどに積極的に参加し、エントリーシートの書き方や自己分析の仕方などを、一から学びました。春からは企業説明会などにも積極的に参加しました。業種にはこだわらず、「資格が活かせて、会計士の勉強にもつながり、経理の仕事ができる企業に」と考えて就活を進めましたが、なかなか自分の希望する条件にあう企業が見つからなくて…。ですから都商事ホールディングスという会社と巡り会えたことは、本当に幸運に感じています。

選考試験には、どのような準備をして臨まれたのですか?

面接試験に備え、キャリア支援課で模擬面接をしていただきました。ガイダンスの時にも面接についてのアドバイスはいただいていましたが、実際の面接と同じような形式で練習するのは初めてだったので、練習とわかっていても緊張してしまいましたね。その時に、挨拶の仕方や、立ち居振る舞いなどについて細かい指導をしていただき、それが本番でとても役立ったと思います。本番でも緊張はしましたが、練習をしていなかったらもっと緊張していたでしょうね。
そして本番の面接では、私が大学で会計の勉強を頑張ってきたことや、在学中に取得した簿記の資格を活かして経理の仕事で頑張りたいということ、大学で頑張ってきた自信があるから仕事でも様々な困難を乗り越えていく自信があるということ、そして将来的に公認会計士の資格取得に挑戦したいと考えていること、すべてを話すことができました。
内定の連絡を受けた時は、最初びっくりしました。すぐに親に連絡して、それからだんだんと、うれしさがこみあげてきたように思います。

今後の抱負についてお聞かせください。

まずはこの会社の一員として、一人前になることが目標です。たくさんある事業について、それぞれの知識を深め、しっかりと仕事がこなせるようになっていきたいですね。今後さらに新事業を立ち上げることもあると思うので、その時に私が会計の面から支えとなり、計画をスムーズに進められるようにできれば、と考えています。
公認会計士の資格試験に挑戦するのは、それからですね。大学で学んできたことに加え、会社で実務を経験することは、資格試験に大きなプラスになると思うので。会社から会計事務所の方を紹介していただき、話をする機会があったのですが、その方も「社会人になってから資格を取った人はたくさんいる、決して回り道ではないよ」とアドバイスしてくださいました。会社の方々も「ぜひ頑張ってほしい」と応援してくださっていますし、何年後かには絶対に試験に合格したいですね。そして公認会計士となって、仕事を通じて会社に恩返しができれば、最高です。

受験生の皆さんへのメッセージ

会計などの専門分野を追求したいといった目標がある人にとって、この大学はとてもいい環境が整っていると思います。Sコースやエクステンションセンターの資格講座など、学部での授業に加え、学びたいことが学べる機会が豊富にありますから。私もこの大学で、会計を深く学ぶことができ、資格も取得し、自分に自信をつけることができました。両親とも、この大学に来て大正解だったねと話しているんです。同じ目標を持つ友人と出会え、一緒に学ぶなかで絆を強めることができたことも、本当に良かったです。みなさんもぜひ、経法大で自分だけの目標に向かって頑張ってください!

※掲載内容は取材当時のものです。

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