民間企業

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株式会社そごう・西武 内定矢倉 一生 さんIssei Yagura法学部卒(2015年3月) / 大阪府立 かわち野高校 出身

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株式会社そごう・西武への内定おめでとうございます。

ありがとうございます。内定をいただいた、そごう・西武株式会社は百貨店です。同社の仕事の内容に興味を持ったのは、2年生の春に本学の短期インターンシップに参加したことがきっかけです。インターンシップのプログラムで、そごう・西武のデパートマナー研修がありまして、担当者の方の「百貨店は他の小売業に比べてサービスに対するお客様の期待値が高い」というお話に興味を持ちました。私は、それは仕事のやりがいになると考えましたので、3年生の夏に2週間の同社の八尾店でのインターンシップに参加したんです。そこではさまざまな売り場を経験させていただき充実した時間を過ごせたこともあり、就職先としてめざそうと思いました。実際に内定をいただくことができて嬉しく思っています。

インターンシップでの経験は、就職活動のどのようなことに役立ちましたか?

2年生の春に短期のインターンシップに参加した頃は、就職活動にまだ真剣に取り組んではいませんでしたが、証券取引所や町工場、百貨店などさまざまな職場を見せていただいて、実際に働いておられる方の話を聞くうちに、もう就職についてしっかり考えなければいけないという思いにさせてもらったのを覚えています。それまで仕事としては、レンタルショップなどでのアルバイトの経験があったのですが、百貨店にはさまざまな売り場があり、フロアごとに客層が違うことをインターンシップで知ることができました。また、どのフロアのお客様も楽しそうに見えたこともあって、こういう職場で働きたいという思いが芽生えました。さまざまな売り場のある百貨店では、それぞれに異なるお客様へのサービスや対応が必要になるため、それらを任せていただけることがやりがいになると思いました。インターンシップを経験することで魅力的な仕事を見つけることができたと実感しています。

大学で学んだことや、努力したことを教えてください。

私がそれまで持っていなかった力を与えてくれたのが、国際政治学のゼミです。発表やディスカッションが重視される内容でしたので、入学当初はあまり討論に参加するほうではなかったのですが、鍛えられてコミュニケーション力が高まったと実感しています。面接などでも動じることなく対応できたのは、その力が活かされたのではないかと考えています。
就職に向けては、仕事で必要になると考えていたのでパソコンの勉強に力を入れて取り組んでいました。また、企業の海外部門や外資系企業、国際機関などをめざす学生が多く参加するGCPという英語だけで講義やディスカッションを行うプログラムを受けたりしました。百貨店での仕事に興味があったので、販売士の販売員としての知識を試される3級と、店舗責任者としての知識を試される2級の資格を取得しました。それらの資格を得ていたことや、業界について話したことが勉強していると認められて内定をいただけたので、努力していて良かったと思います。

就職活動は、どのようにすすめたのですか?

私は、3年生の夏のインターンシップから、百貨店か広告の業界に行きたいと思っていたので、関連する本を読んだりしながら勉強して面接に備えていました。広告業界も少しまわりましたが、後に百貨店のほうに目標を絞り込んで臨みました。3年生の夏以降はそごう・西武が行きたい企業の一つだったので販売士の勉強をしながら、就活ノートに書き出したりワードで打ち込んだりしていました。百貨店は、それぞれに特徴があったので勉強するのが大変でした。百貨店などの小売業界では、実店舗だけでなくインターネット通販や、テレビ、カタログ、ダイレクトメール、ソーシャルメディアといった、あらゆる顧客接点から同質の利便性で商品を注文・購入できることを総称したオムニチャンネルが注目されていて、面接官から意味を尋ねられたのですが、自分で学んでいて答えることができたので印象が良くなったと思います。この知識を得る中で、店舗にいて商品の話ができるスキルだけでは、現代では通用しなくなってきていることも実感しました。

キャリア支援課のサポートが印象に残っているそうですね?

就職活動の際に、東京などでの宿泊先のサポートや交通費の半額援助を受けられたのはとても助かりました。また、法学部で周囲には公務員志望の学生が多かったので情報を共有できる仲間を探していた時に、キャリア支援課で居合わせた同じ百貨店業界志望の学生との連絡先の交換などを職員の方がつないでくれたので助かりました。

今後の抱負をお聞かせください。

入社後の勤務については、食品、洋服、家具の3つの売り場をそれぞれ2ヶ月ほど経験した後に、適性などを考慮されて配属が決まると聞いています。百貨店にはたくさんの種類の売り場がありますので、さまざまなお客様と接しなければなりませんので、研修などを通じて接客の仕方を学んでいきたいと思います。やりたいことの1つとしては、催事を担当することです。全国を回ってその催しにふさわしいお店などを探してみたいです。自分で企画した催事を大きな店舗で開くことが目標ですね。

受験生の皆さんへのメッセージ

私の就職活動で経験したことなのですが、面接の際にインターネットのサイトで持参する物を確認した際に「履歴書」を見逃して、当日面接会場に向かう電車の中でサイトをチェックして気づきました。慌てて書くのも良くないと考えて、面接の際に忘れたことを謝って後日持っていったんです。その企業では最終面接まで進むことができました。そういう場面でどう対応するかで結果も変わってくると思います。この大学では、講義やキャリア支援プログラムの中で、社会に通用するマナーを学ぶことができます。失敗した後、あきらめずに対応ができたのは、それを学んでいたからかもしれません。社会に通用する人を育ててくれる大学だと思いますよ。

※掲載内容は取材当時のものです。

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