民間企業

就活のアドバンテージになった、大学での学修。
法律の知識を活かし、金融業界に新たな風を吹かせたい。

株式会社香川銀行 内定川染 朱里 さんAkari Kawasome法学部法律学科 4年生 / 香川県立 坂出高校 出身

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内定先についてお聞かせください。

香川銀行から内定をいただきました。
香川銀行は香川県高松市に本店を置く第二地方銀行で、地域に根ざしながら経済の発展を支えている金融機関です。香川県を中心に約90店舗、大阪にも5支店あり、口座開設や預金の手続きなどはもちろん、資産運用や融資のご提案、創業や事業承継の支援など業務内容は多岐にわたります。
入行後すぐに社会人としての基礎を学ぶ研修合宿があり、その後もOJT研修や通信教育、フォローアップ研修など、スキルアップし続けられる制度も充実しています。地元が香川なので、いつかは香川に戻りたいと考えていますが、まずは大学4年間を過ごした大阪の支店に配属希望を出し、大阪で経験を積んでいきたいと考えています。

金融業界に興味を持たれたきっかけは何ですか?

大学でFP(ファイナンシャル・プランニング)の勉強をしたのがきっかけです。ただ、高校生の頃は法律に興味を持っていたので、大学入学後は法律の学修を深めていきました。その中で興味の矛先が労働法へと向かっていき、経営者の想いや働きがいを法律で支える社会保険労務士にも興味を持つようになりました。そして、社会保険労務士の関連業務であるFPの勉強をした時、金融のおもしろさに目覚め、金融業界をめざすようになりました。

大学では、どのような学修に取り組まれたのですか?

金融業界に照準を絞ってからも、法律系の学修には熱心に取り組んできました。特に「労働契約法」は労働法の根幹を学べた授業で、たった22条しかない労働契約法の各条文を半年かけて深く学ぶことができました。かなり難解ではありましたが、それ以上に法律を探究するおもしろさがあり、非常に貴重な経験ができたと思っています。単に法律を知るだけではなく、法の背景にある理念まで学べたことは、将来にも必ず活きてくるはずです。そして、この授業をきっかけに、学生研究発表大会や卒業論文にも考察の範囲が広がっていきました。
それ以外にも、FP技能検定2級資格講座や社会保険労務士講座、さらにはマイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)の資格取得にいたるまで、将来に直結する学修ができたことも大変有益でした。

大学生活で印象に残っていることはありますか?

1年生の頃からやっていたアルバイトでの経験が、とても印象に残っています。家庭教師の派遣会社で事務の仕事を担当していたのですが、電話対応や経理事務、家庭教師への研修など、ひと通りの業務を経験させていただきました。特に経理の仕事は、大学でFPの勉強をする際、「あ、これはアレのことだな」と実務経験に基づきながら理解を深めることができたので、とても良い相乗効果があったと感じています。言葉遣いなど社会人としての素養も磨けたので、半分社会人になったような意識すら持っていました。
ところが、ある日、その思いはあっけなく打ち砕かれてしまいます。「あなたの使っている敬語は、あくまでアルバイトで通用するもので、社会人としての正しい敬語ではない」と就活実践キャンプで模擬面接の先生から指摘されたのです。電話対応では敬語を意識的に使えていましたが、自分の思いを語る時は気づかないうちに敬語が乱れていたことに気づき、言葉遣いに対する自分の認識の甘さを思い知らされた気がしました。
3年生の時に出場した学生研究発表大会も印象に残っています。実は、それまで学生研究発表大会に出場しようと思ったことはなかったのですが、2018年6月に「正規労働者と非正規労働者の待遇が異なるのは労働契約法20条違反である」という最高裁判決が初めて出たことがきっかけとなりました。「労働契約法」については、授業で興味も深まっていましたし、この出来事を受けて「正規・非正規雇用の待遇格差」をテーマに出場することを決心しました。世の中的にも労働法が注目されはじめ、当時ゼミの先生も研究されていたこともあって、発表の内容を詰めていくプロセスは非常に有意義なものになりました。大会結果としては残念な結果で終わりましたが、卒業論文でさらに研究を深化させていくつもりです。2020年の4月からは「同一労働同一賃金(パートタイム・有期雇用労働法)」が施行されるので、格差是正にまで踏み込んで論文を考えていきたいですね。

就活に向けて、どのような準備をされましたか?

3年生になると、就活に直結する「キャリア演習」に力を入れました。様々な課題で何度もグループワークを行い、「こういう議題の時は、こういう方向から話を展開すべき」「タイムキーパーは第二の司会なので、そこで目立つようにしよう」など、具体的なスキルも教えていただけたので、グループワークにはかなり自信を持つことができました。
その総仕上げとして参加した就活実践キャンプでは、本番さながらの面接を体験することができました。定番の質問に対する答えは事前に想定して臨んだのですが、緊張からか答えが飛んでしまいました。そうなると当然、想定外の質問にはまったく対応できなくなり、初日は本当にボロボロでした。しかし、「私って緊張したら、こんなに頭が真っ白になるんだ」と、この段階で気づけたことは大きかったと思います。キャンプ後は、幾度も面接のシミュレーションを繰り返し、話す内容を暗記するのではなく、しっかりと自分の言葉に落とし込むことに注力しました。
また、様々な業界のインターンシップに参加することで、就活に対する見聞を広めていきました。香川銀行には夏と冬の1デイインターンシップに参加したのですが、先輩行員の人柄の良さや、行員同士の会話を見聞きしているだけで「働きやすく、何でも相談しやすい環境なんだろうな」ということが理解できました。冬のインターンシップ参加時には、「絶対にこの銀行を受けよう」と心に決めたほど、働く環境は理想的だと思えましたね。

香川銀行の選考には、どのように臨まれましたか?

私の選考は人事の方からお電話で「香川銀行の選考を受けてみませんか」とお声がけいただいたことがきっかけでした。夏のインターンに参加した際、人事の方に大学で法律の勉強をしていること、社会保険労務士の勉強もしていること、さらには、FPの資格を取得したことを話したところ、「すごいね!」と予想以上に良い反応が返ってきました。冬のインターンの時も私のことを憶えていてくださり、さっそく面談させていただくことになったんです。この面談を経て、SPI試験の結果を送り、その次はもう本社での最終面接という流れでした。
最終面接は、役員の方を含む5名との面接でした。大学時代に頑張ったことや自分の強みに関する質問があり、答えた内容に対してどんどん深堀りされていきました。どの企業の面接よりも深掘りされたと思います。でも、就活実践キャンプ以降、自分の考えを自分の言葉に落とし込む練習を積んできたので、余裕を持って対応することができました。面接が終わって帰る時、エレベーター前で人事の方から「多分、大丈夫だと思うよ」と言っていただけたので、安心はしていたものの内定の電話を受けた時はすごくうれしかったです。

今後の抱負についてお聞かせください。

銀行なので当たり前ですが、同期には経済・経営・商学部出身者が多く、私のような法学部の学生はいませんでした。だからこそ、法律の分野で学んできた知識を活かし、新たな風を金融業界に吹かせていきたいと思っています。もちろん、金融に関する知識も勉強していきますが、法律を学んできた私だからできる新しい提案や考えを積極的に発信していくつもりです。
将来的には、社会保険労務士として働くという道もありますが、香川銀行には社会保険労務士の資格をお持ちの女性行員がいらっしゃるので、これから自由にキャリアプランを描いていければと考えています。

受験生の皆さんへのメッセージ

経法大は、頑張る人の味方になってくれる大学です。様々な資格に挑戦できる強力なバックアップ体制であったり、どんなことでも相談できる先生との距離感であったりと、少人数の大学だからこそ頑張る人にたくさんのトビラが用意されています。そのトビラを開くか開かないかは自分次第ですが、一歩踏み込んで頑張れば、そこには大学の親身なサポートが用意されています。だからこそ、経法大を存分に活用して、夢を実現してほしいと思います。

※掲載内容は取材当時のものです。

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