民間企業

ジュエリーの販売をとおして
多くの人を笑顔にしたい。

株式会社エーアンドエス 内定岡田 歌穂 さんKaho Okada経済学部経営学科 4年生 / 広島県 進徳女子高校 出身

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内定先についてお聞かせください。

株式会社エーアンドエスより内定をいただきました。ジュエリーおよび服飾雑貨などを製造、販売する会社で、agete(アガット)をはじめ、NOJESS(ノジェス)、BELLESIORA(ベルシオラ)という3つのブランドを展開しています。若い女性に根強い人気があり、もちろん私自身もこのブランドのファンです。エーアンドエスは、一つひとつのジュエリーを製造する段階からお客様の手に届くまで、おもてなしを追求する企業姿勢を徹底的に貫いています。入社後3年〜4年は店舗での販売を担当します。おもてなしの気持ちを持って、多くのお客様を笑顔にできるような仕事をしていきたいと思っています。

インターンシップの経験から販売職を志望されたのですね。

もともと販売職に興味がありましたが、仕事の面白さを実感したのはインターンシップでの経験でした。
2年生の時に参加したのが「企業体感・見学プログラム」で、20名くらいのグループで、先生と一緒に1週間かけて10社ほどの企業を見て回りました。印象的だったのは、どの企業も仕事に対して誇りを持っておられることでした。大学近隣の中小企業を訪問しましたが、一般的に名は知られていなくても、特定の業界では世界的な知名度を誇る企業もありました。小さくても輝いている企業の存在に触れ、とても刺激になったことを覚えています。
3年生では、「どうぶつのり」などの商品で子どもたちに人気の不易(フエキ)糊工業株式会社のインターンシップに参加しました。工場で製造に携わったほか、小売店への営業同行も経験させていただきました。営業の現場で小売店の方とのやり取りを見学した際、商品を売る以前にお客様との関係づくりの重要性を感じました。また、さまざまな文房具店が出店するイベントで物販を手伝わせていただいた際、不易糊の商品を嬉しそうに手に取っている子どもたちの姿を目にしました。この時に、使う人の顔が見える、笑顔を受け取れる販売職の魅力に気づき、この仕事をめざしてみたいと思いました。

BLPでの活動の内容について教えてください。

私は入学当初から起業に興味を持っていたので、経法大に入ったのも経営学科が設置されていることと、BLP(ビジネスリーダープログラム)に参加できることが大きな理由でした。学生のうちに実際に経営者の方を相手に、実践的な取り組みができることに魅力を感じたからです。
BLPで携わったのは、田代珈琲株式会社の「コーヒープロジェクト」です。ミッションは同社が販売する高品質の豆を使った「スペシャリティコーヒー」という商品の認知度向上。プロジェクト1期生で、新しいことにチャレンジできると意気込み、参加しましたが、なかなかうまくはいきませんでした。いろいろなアイデアを出すものの、最初の1年間は提案にさえ至らず、悔しい思いをすると同時に自分の甘さを痛感しました。例えば、移動式カフェで商品をプロモーションするという案では、車両や機材の値段を試算したり出店場所の候補も調べたりしましたが、予算面で却下。企画の実現性という点で、考えが甘かったと実感しました。
3年生では、成果を出せなかった前年の悔しさをバネに頑張りました。いい線までいったのは、コーヒーを材料にしたスイーツの開発です。クッキー、プリン、ベビーカステラ。自宅で何度も試作品を作っては、提案をくりかえしました。美味しいという評価をいただきましたが、残念ながらこのときは商品化には至りませんでした。しかし、後にコーヒープリンの製品化につながり、「真田幸村博」というイベントで販売、完売させることができました。コーヒープリンの開発は、BLPの別プロジェクトで「大阪いちじくプリン」製品化の実績もあり、そのノウハウを共有していたことが、製品化のきっかけになりました。企画からイベントでの完売まで1年間かかりましたが、やっと成果をあげることができました。

BLPで学んだことは就活にも役立ちましたか?

すごく役立ったと思っています。私は自分の意見を言うことが苦手でしたが、かなり克服できました。人間としても一まわり大きくなれたと思っていますし、もしこの経験なしに就活に臨んでいたら、アピール材料がなかったかもしれません。成果が出ずに何度も辞めたいと思いましたが、あきらめずにやり遂げることができてよかったと思っています。
また、BLPでは3年生になると後輩の指導係を任されます。私はリーダータイプではないので、他の3年生にくらべて先輩らしくはなかったかもしれません。だから、意識したのはリーダーのサポート役。後輩の成長のために、それぞれに仕事や役割が与えられるよう、動いていました。リーダーは人前に立つ存在ですが、それを影で支える役割も大切です。就活のグループワークでも、リーダーがリーダーらしく振る舞えるような雰囲気を作れたのではないかと思っています。

就活のプロセスを教えてください。

ファッションやジュエリー業界の合同説明会に参加し、それからエーアンドエスの個別説明会を経て、選考に進みました。1次選考は集団面接で、その場に用意されたジュエリーを人事担当の方向けに選び、その意図をプレゼンテーションするグループワークが課されました。人事担当の方の好みもヒアリングして、8名のグループで話し合いながらジュエリーを選びました。2次選考は「あなたを表現する最高の1枚を写真に撮ってくる」という事前課題がありました。どのような写真にするか非常に悩みましたが、自分の元気さと明るさを表現したいと考え、青空のもと、花岡キャンパスの芝生の上をジャンプする姿を友達に撮影してもらいました。面接でこの写真をプレゼンしたら、とても好評でした。最終面接では、接客のロールプレイングがあったほか、面接では志望動機や学生時代のがんばりについてアピール。BLPで実際に製品化を遂げた経験は、高く評価されました。
就活対策の合宿に参加して面接練習は行いましたが、ジュエリーのコーディネートについては事前対策のしようがありません。ジュエリーが好き、という思いを発揮するだけでした。

海外インターンシップにも参加されていますね?

ベトナムでの「グローバルキャリア体験」に参加しました。1週間にわたりベトナム(ハノイ)にある日系企業を10社ほど訪問。好奇心だけで参加したプログラムですが、いい刺激になりました。直接社長の話をうかがい、海外に進出している人の視野の広さに驚きました。また、日本と海外の考え方の違いに触れられたのが、印象的でした。

今後の抱負を教えてください。

販売を通して、少しでも多くの方に私たちのブランドを知っていただきたいです。さらに欲を言えば、自分のファンになってくださるお客様をつくりたいと思います。エーアンドエスのジュエリーは、決して安くはないので、お客様にとっては特別な買い物になります。一人ひとりのお客様に、親身になって対応し、笑顔になって帰っていただける接客を心がけます。
私の就活の軸は「好きなことをする」「人を幸せにする」の2つでした。これは今後もずっと続く私自身のテーマだと思っています。

受験生の皆さんへのメッセージ

経法大はいろんなことにチャレンジできる大学です。私は通常の授業以外にBLP、インターンシップ、海外インターンシップなどに挑戦しました。振り返って感じるのは、失敗体験が大きな糧になったことです。BLPでは1年間何の成果も出せずに悔しい思いをしましたが、その経験が活きて製品化を実現できました。悩むより、まず行動を起こしてください。そして失敗を経験してください。その経験こそが、自分自身を大きく成長させるきっかけになるのですから。

※掲載内容は取材当時のものです。

BLP
(ビジネスリーダープログラム)
珈琲プロジェクト

BLPメンバーと東大阪市に本社がある田代珈琲(株)が協働で「田代珈琲ぷりん」を開発。本学学生が試作を行い、レシピや製品仕様について試行錯誤を重ね、容器提供企業や製造委託企業の協力を仰ぎ、製品開発に取り組みました。

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