民間企業

BLPと企業研究会で磨き上げた、意識やスキル。
すべては、ここに集約されている。

岡三証券株式会社 内定松本 憲明 さんNoriaki Matsumoto経済学部経営学科卒(2019年3月) / 兵庫県立 高砂高校 出身

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内定先についてお聞かせください。

岡三証券株式会社から内定をいただきました。
岡三証券は、フェイス・トゥ・フェイスのコンサルティング営業に力を注ぎ、一人ひとりのお客様と真摯に向き合うことで、強い信頼の絆を結んできた証券会社です。また、創業以来、95年間、銀行などのグループに属さず、独立した証券会社として親会社や系列会社の影響を受けない自由な経営を継続しているため、社員の色がそのまま会社の色になっている個性豊かなところもこの会社の大きな魅力です。
入社後の配属先はまだ未定ですが、総合職で内定をいただいているので、まずは営業として支店で経験を重ねて、全国を転勤しながら様々なキャリアを積んでいくことになります。

金融業界に興味を持たれたきっかけは何ですか?

きっかけは、資格です。入学当初から就職のことを意識していたので、「上場企業に入るために、まずは資格を取得しよう」と考えた僕は、さっそくエクステンションセンターへ行き、受講可能な講座に申し込みました。特に選んだわけではありませんが、その時申し込んで取得した資格が、「ファイナンシャル・プランニング技能検定試験(3級)」と「証券外務員二種」という金融業界に関係する資格だったんです。純粋に、どちらの勉強内容もしっくりきたということもありますが、先生から「証券業界は結果を出せば、出した分だけ評価される」と教えていただき、この業界に興味を持つようになりました。
また、資格試験を受けた頃に、BLP(ビジネスリーダープログラム)金融クラスのチラシをもらったのも大きな転機でしたね。そのチラシには、みずほ証券に内定した学生の紹介文が掲載されていて、「こんな有名企業にも内定できるんだ」と驚くと同時に、「就職先にこだわっている自分にぴったりの演習だな」と思い、BLP金融クラスへの参加を決めました。この時もし、BLPへの参加を決めていなければ高砂先生には出会っておらず、現在の僕はないと言っても過言ではないほど、高砂先生から多くのことを学ぶことができました。

BLPでは、具体的にどのようなことを学ばれたのですか?

2年生から参加したのですが、元金融機関で働かれていた高砂先生から実践的な知識を学んだのはもちろん、身だしなみやマナー、コミュニケーション能力やプレゼン能力など、社会人に求められる基礎的なスキルを学ぶことができました。また、授業時は全員スーツを着用し、実際に社会で働いているかのような緊張感を持って臨むため、早い時期から高い就業意識も養えたと思います。参加している学生全員の意識が高いため、良いプレッシャーや競争意識が生まれ、常に自分を磨き続けなければいけない環境に身を置けたのも良かったですね。
でも、一番大きかったのは、長期的な視点で物事を考えるようになったことかもしれません。就活が近づいて来た時、高砂先生から「内定はゴールではない。その先もずっと勉強は必要であり、じっくり勉強できるのは大学生の間だけ。だから、今、大学生の間に勉強して周囲と差をつけることが重要だ」と教えていただき、勉強する意義や方向性が根本的に変わりました。大学生は内定をめざして活動しがちですが、よくよく考えてみると先生の仰られる通りです。目先の事象に捉われることなく、将来を見据えて考えることの大切さを、身をもって知ることができました。
夏には、石川県にある卒業生が運営されている旅館に泊まり込んでの合宿にも参加しました。昼は旅館業務を手伝い、夜はOBの方々の講話を聞く。そんな生活を2週間続けたのですが、毎晩違うOBの方が来てくださったので、いろいろな考えや視点を学ぶことができました。他にも、一日の業務内容や気づいたこと、改善することなどを、1分くらいにまとめて全員の前で話したり、講話で聞いた内容を報告書にまとめたりと、毎日が刺激に満ちていましたね。
3年生の春になると、BLPの担当が別の先生に代わったことからBLPを辞めて高砂先生が指導される企業研究会へと籍を移しました。企業研究会では、BLP以上に学びが楽しくて仕方ありませんでしたね。BLPと企業研究会。僕の大学生活のすべては、ここに集約されています。

将来を見据えて、学ばれていることはありますか?

1年生の時に取得したFP(ファイナンシャル・プランニング)の2級に挑戦しようと思っています。さらに幅広い知識を身につけるために取得しておきたいですね。また、内部管理責任者という資格も取得しようと計画中です。これは、支店や部署の営業活動が適正に遂行されているかを管理する人に必要な資格で、管理職クラスの社員が取る資格です。岡三証券の方に聞くと、やはり入社5年目以降に取得する資格らしいのですが、管理する立場の視点を持って働くのと、そうでないのとでは大きな差が生まれると思います。同期よりも早くその立場にたどり着くためにも、先に取得しておいて損はないはずです。内定はゴールではなくスタートであると考えるため、これからも学び続けます。

就職活動を通して、壁のようなものは感じましたか?

エントリーした会社すべてに合格したわけではないので、まったく壁がなかったとは言えませんが、BLPや企業研究会で培ってきた力を発揮して、納得のいく就活ができたと感じています。岡三証券以外にも金融業界では銀行から、視野を広げるために受けたメーカーからも内定を頂けたので、全体的には手応えと成長を感じる就活でした。
岡三証券の採用試験に限って言えば、一次のSPI試験もクリアできましたし、二次・三次試験と最終面接も緊張することなくBLPや企業研究会での活動をアピールすることで、確かな手応えがありました。最終面接では、こちらが質問したことに関連して「それなら、グループ会社を全部言える?」という予想外の問いかけもありましたが、落ち着いてすべての会社名を答えて、面接官の人事部長を驚かせたくらいです。

今後の抱負についてお聞かせください。

全国の支店をまわっていろいろな刺激を受けたいですが、全国的に規模の大きい支店には必ず行きたいですね。OBの方に聞いた話によると、岡三証券は人事異動の際、勤務地の希望を聞いてくれるそうなので、異動の時は必ず大規模支店を希望して、営業としてどこまで通用するか挑戦してみたいです。
そして、お世話になった高砂先生に恩返しするためにも、「岡三証券に入って良かったね」と言っていただけるよう、大きな成長を遂げたいと思います。いつか高砂先生の授業に顔を出して、後輩の指導にもあたりたいですね。

受験生の皆さんへのメッセージ

企業研究会で学んでいる学生はほぼ全員、金融機関への就職を果たしました。少しでも企業研究会に興味を持った人は、ぜひ行動を起こし、貪欲に学んでほしいと思います。たとえ、人に語れるような立派な夢や目標がなくても大丈夫。とにかく自分から積極的に行動していけば、必ず何か大切なものに出会えるはずです。僕がそうでした。あと、経法大に入ったら、ぜひ高砂先生に会いに行ってほしいです。考え方や意識が、きっとガラッと変わりますよ。先生の言葉から何を考え、どんな行動を起こすのかを自分で考える。それが最も重要なこと。そうすることで、どんな未来も切り拓いていけますよ。

※掲載内容は取材当時のものです。

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