民間企業

野球部での4年間が、
自ら定めた目標に日々向き合うことの大切さを教えてくれた。

大塚製薬株式会社 勤務奥田 泰裕 さんOkuda Yasuhiro経済学部卒(2008年3月) / 岐阜県立 岐阜商業高校 出身

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まず最初に、お勤め先である大塚製薬株式会社について
お聞かせ下さい。

大塚製薬といえば、ポカリスエットやオロナミンCドリンク、カロリーメイトなどが身近なのではないでしょうか。CMなども多く流れていますから。
しかしその事業内容は、かなり多岐に渡ります。病院で使用・処方される「医療用医薬品」、健康維持・増進のために考えられた飲食料「ニュートラシューティカルズ※1事業製品」や大豆が地球上の健康問題、環境問題などの解決につながると考えた「Soylution(ソイリュ−ション)※2」をテーマとした大豆製品、肌の健康を考えた「健粧品(コスメディクス)※3」に至るまで、数多くの製品を開発・製造し、国内外に販売しています。
私はその中の「医療用医薬品」の事業部門に所属し、医薬情報担当者、通称MRと呼ばれる仕事をしています。
大塚製薬に入社を決めたのは、“ものまねをしない”で独自に研究・開発した製品を世の中に届けることで社会・健康に貢献していく、という企業姿勢に共感できたことが最も大きな理由ですね。

※1 ニュートラシューティカルズ:nutrition(栄養)+ pharmaceuticals(医薬品)
※2 Soylution:Soy(大豆)+ solution(解決)
※3 健粧品:cosmetics(化粧品)+ medicine(医薬品)

MRとは、どのようなお仕事でしょうか?

いわゆる「営業職」にあたる仕事ですが、医療施設で医薬品を適正に使用してもらうことが第一の目的であることからMR(医薬情報担当者)と呼ばれています。毎日病院を訪問し、医師・看護師・薬剤師の方々に自社の医薬品情報を紹介したり、安全性について説明しながら、営業活動を行っています。
私は、実は就職活動をするまでMRについては知らなかったんです。企業の合同説明会に参加し、さまざまな職業について話を聞いていくなかで、最も興味を引かれたのがMRという仕事でした。文系の自分でも医療分野に携わり、困っている人の力になれるのなら、ぜひこの仕事に就きたいと思うようになりました。営業職でもありますから、会社から売り上げを求められる面はあるのですが、仕事の一番のやりがいとしては、患者さんに喜んでもらえることですね。直接聞ける機会はなかなかありませんが、自社の医薬品を使用した患者さんが治癒・改善したという話を聞くと、「ほんとうに良かった」と嬉しくなります。

では、大学時代についてお伺いします。
そもそも経法大に進学したのは、どのような理由からでしょうか?

高校卒業までを岐阜で過ごし、幼い頃からずっと野球をしていました。だから、大学でも野球を続けたいというのは、進学に際しての大きな目的でした。関西という土地への憧れもありましたね。出願前に、いくつかの大学へ下見に行ったのですが、経法大で案内していただいた職員の方がとても丁寧に応対してくれたことが、受験した理由のひとつです。合格が決まり、安心して入学できるなと思ったことを憶えています。

学生生活は、どのようにして過ごされていましたか?

引退するまでもっぱら野球に打ち込んでいましたね。ポジションは、ピッチャーでした。一野球選手としては思ったような成績は残せませんでしたが、4年間で培われたものは非常に大きかったと思います。最上級生になり、ポジションリーダーを務めていた時には苦労しました。大学での部活は高校までとは違い、自主性が重んじられると同時に、部員の目標やモチベーションにも多少の温度差が出てくるんです。みんなの意見をまとめ、調整しながら納得してもらってはじめてポジティブな練習・チーム作りが可能になる。コミュニケーション力はその頃にずいぶん磨かれた気がしますし、それは今の仕事にも大いに役立っていると感じます。

経法大を選んで良かったと思うところは、どんなところでしょうか?

先生や職員の方々との距離が近いというのは、すごく有り難かったですね。就職活動の際にも、学生ひとり一人の状況に応じた親身な個別相談や面接指導をして頂きました。自分にとっては、率直な意見を言ってもらえたことはとても大きかったです。最初にMRへの志望を口にした時はすごく心配されました。その時は「そんなに難しいなら、なんとしてもMRになってやろう!」と半ば反発的に奮起しましたが、今思えば、自分の性格を分かっていたからこそ上手く発破をかけてくれたんだと思います。そこからMRの仕事についてさらに真剣に考えるようになりましたし、就職活動の準備にもいっそう身が入りましたから。その甲斐あって、無事念願の会社から内定を頂け、希望の職業にも就けたので今でも感謝していますね。

最後に、今後の目標をお聞かせ下さい。

ひとつは、担当している大学病院で、より高いレベルで成果を上げることです。大学病院は医薬品の売り上げの中でも大きな割合を占めるため、他社ではベテランのMRが担当している場合が多いのですが、私は入社3年目から担当させて頂いています。重責ですが、その期待にできる限り応えていきたいと考えています。
もうひとつは、後輩から目標にされるようなMRになることです。私自身、先輩方から多くのことを教わり目標としてやってきたので、自分もそんな存在になれるよう、常に向上心を持って仕事に邁進していきたいと思っています。

受験生の皆さんへのメッセージ

経法大は、ひとり一人の学生に対して親身なサポートを惜しまない大学なので、それを有効に活かすためにも、打ち込めることを見つけ、目標を持って過ごしてほしいですね。有意義な4年間が、卒業後の人生を必ず開けたものにしてくれると思います。

※掲載内容は取材当時のものです。

仕事の必須アイテム

iPad
会社から支給されているものです。自社医薬品のデータや薬事法など、仕事に必要な情報はすべてここに収められていますから、担当施設への訪問時には欠かすことのできないビジネスアイテムですね。


大学時代の思い出の場所

野球部専用のグラウンドですね。学生生活のうちの最も長い時間を過ごした場所です。キャンパスからの送迎バスも大学側で用意して頂き、恵まれた環境でのクラブ活動だったと思います。

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