民間企業

講義や学生研究発表大会、就活実践キャンプ。
大学4年間のすべてが、自分を大きく成長させてくれた。

株式会社富士薬品 内定西本 拓海 さんTakumi Nishimoto経済学部経済学科 4年生 / 奈良県立 西和清陵高校 出身

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内定先についてお聞かせください。

株式会社富士薬品から内定をいただきました。
富士薬品は医薬品の開発・生産だけでなく、配置薬の販売、直営ドラッグストアや薬局の運営など幅広く事業を手掛けています。近年ではドラッグストア事業において積極的にグループ化を推進し、全国に約1,300店舗を出店。複数のグループ会社でドミナント戦略を展開するなど、医薬品業界では珍しい製販一貫体制の複合型医薬品企業として躍進しています。
僕が配属されるのは、富士薬品を代表する配置薬事業の営業所です。入社後は創業の地であり、現在も医薬品製造工場を擁する富山県で研修を受け、一般用医薬品販売の登録販売者資格を取得したのち営業に出ることになります。資格取得の勉強は入社後では遅いと思ったので、内定をいただいたと同時に自主的に始めています。医薬品の効果効能はもちろん、特性や副作用、また薬剤師が扱う分類との違いまで、ゼロから学んでいるところです。

最初から医薬品業界を志望されていたのですか?

昔から1対1で人と接する仕事がしたいという思いが強く、医薬品業界というより販売営業の仕事に興味を持っていました。富士薬品を志望したのは、配置薬営業なら顧客と1対1でじっくり話をして、親身に対応できるという点に惹かれたからです。また、「人々の健康を支える」という理念は薬品会社共通のものですが、富士薬品は各都道府県に2ヵ所以上の営業所を配置し、地域のお客様をより親身に支えられる態勢を整えています。会社説明会に参加した時に、そのようなお話を聞いて、「自分も地元・奈良の人々の健康を親身な営業で支えていきたい」と思うようになり、富士薬品を志望するようになりました。

大学で印象に残っている学修はありますか?

2年生の「キャリアデザイン演習」と3年生の「キャリア演習」で、毎週グループワークに取り組んでいたのが印象的です。特定の業界と企業について調査し、調査結果を1枚のポスターにまとめるという内容だったのですが、グループで密にコミュニケーションを取りながら調査結果や考えをまとめる作業は、営業の仕事にも通ずる部分がある気がしました。
この授業の中で医薬品業界について調べたこともあったんですが、そこで薬の重要性に改めて気づかされました。病気や怪我をした際には、薬を使うのが当たり前です。でも、その「当たり前」を提供し続けるために医薬品企業は膨大な研究に取り組み、日夜、薬を世の中に送り出していたことを知り、純粋に「医薬品業界って、すごい!」と感心してしまいました。今から思えば、医薬品業界に惹かれたのは、この経験が潜在的に影響したのかもしれません。
他にも経営系の授業が好きでしたが、特に楽しかったのが「近代経営史」です。トヨタやパナソニックなどの大企業が、いかにして世界企業として知られる現在の姿にまで成長してきたのかを学びました。経営者ならではの苦悩や、どう時流を読み解いて成功してきたのかなど、今の自分では思い至ることのできない思考や経営観に毎回ワクワクしていました。自分で起業しようとまでは考えていませんが、ビジネスマインドを磨くには最適な授業でした。
商店街の活性化について、チームで企画・発表した「経営立地論」も印象に残っています。大型複合施設に流れた地元民を呼び戻すのではなく、B級グルメなど新たなコンテンツを生み出して地元以外からの需要を創出する企画や、イベントやお祭りでファミリー層を取り込む企画など、チーム内でさまざまな意見が出ました。世の中のニーズを分析しながらチームで試行錯誤する過程は、営業として働くこれからにきっと役立ってくると思います。

学生研究発表大会にも参加されたそうですね?

はい。1年生から3年生まで毎年学生研究発表大会に出場しました。でも、1年生と2年生の時は、研究内容よりも役割分担や準備に手間取り、時間がなくなってしまいました。当然、内容もまとまりが悪く、質問に対しても準備不足から答えることができませんでした。典型的な不完全燃焼に終わったんです。そのリベンジとして出場した3年生の大会では、経済学部2位という結果を得ることができました。その時、僕たちのチームが選んだテーマは「社会保障」。年金保障や雇用保険の実態を数値から分析し、日本と世界を比較して改善すべき点や課題を探りました。資料作りにもこだわり、写真や図もできるだけ見やすいものを選ぶようにし、見る人が理解しやすいように効果的なレイアウトを心掛けました。この経験を通して学んだのは、パワーポイントの技術ではなく、相手の立場になって考えるという視点の大切さ。営業の仕事もお客様の思いを汲み取らないといけないので、そのスキルを実践から学べたと思います。

就活に向けて、どのような準備をされましたか?

情報収集の段階では、合同説明会にとにかく参加しました。もうこれ以上は説明会に行きたくないというくらい行きましたね。おかげで納得のいく業界分析ができ、富士薬品にも出会うことができました。
また、3年生の3月には「就活実践キャンプ」に参加し、本番さながらの雰囲気でグループワークや面接の練習に取り組みました。面接に関してはある程度の自信はありましたが、細かなところまで指摘が入り、改善点を浮き彫りにすることができました。よく指摘されたのは、端的に話すということ。志望動機を削ったり、言葉を変えたりと、効果的かつ正確に伝わるよう自分なりに工夫を加える作業は、本番の面接でも活かすことができました。このキャンプに参加したことで、就活の結果が大きく変わったと思います。

富士薬品の選考には、どのように臨まれましたか?

一次選考は集団面接で、質問に対して挙手で答える形式でした。普段は人前で積極的に発言するタイプではありませんが、その面接では僕がすべての質問に一番に手を挙げていました。就活実践キャンプやキャリア演習で何度も練習したので、自信を持って落ち着いて受け答えができたんだと思います。さらに深掘りした質問をされても言い淀むことなく、思い浮かんだことを素直に話せました。
最終面接は質疑応答ではなく、ほとんど意思確認の場という感じです。改めて事業内容や仕事についての説明を受け、入社の意思を確認されました。もちろん、仕事に対する理解も、入社の意思もあります。こちらの熱意を存分に伝えて、面接は無事に終了しました。
就活全体を振り返ってみて特に大きな壁や失敗がなかったのは、何事にも向上心を持って取り組んできた大学4年間があったからだと思います。講義や研究発表大会、就活実践キャンプなどを通して、営業やビジネスに役立つマインドを磨き続け、大きな成長を遂げたという実感がありますね。

今後の抱負についてお聞かせください。

富士薬品には営業成績トップの新入社員に贈られる新人賞があるので、まずはその賞を獲得することが直近の目標です。そして、配置薬営業としての実績を積み重ね、数年後には先輩として部下の育成に携わり、いずれは営業所長として特定のエリアを任される立場になりたいです。そして、自分の手で日本トップの顧客数を誇る営業所へと成長させたいと考えています。それが地元の奈良で実現できれば最高ですね。

受験生の皆さんへのメッセージ

経法大は、とにかく先生方が素晴らしい大学だと思います。知識を与えるだけでなく、親身になってサポートしてくれる方ばかりです。また、そんな先生方のもと、それぞれの夢に向かい、しっかりと学べる環境も整っています。公務員採用試験や司法書士・行政書士、公認会計士・税理士などの国家資格取得をサポートしてくれる「Sコース(特修講座)」など、特徴的なプログラムも豊富なので、自分の夢に向かって思う存分学んでください。

※掲載内容は取材当時のものです。

研究成果の発表と交流を通じて、将来につながるチカラを養う
経済学部学生研究発表大会

2018年度に開催された第7回経済学部学生研究発表大会は、2~4年生が日頃から取り組んできた研究成果を発表する「一般セッション」「卒業研究セッション」に83チームが、そして今年度初の試みとして行われた「ポスターチャレンジ」に1年生全クラスから64チーム、あわせて147のチームがエントリー。観衆となる学生数は888名に上りました。
出場チーム・学生は、八尾駅前キャンパス内の各セッション会場で、教員審査員や学生たちが見守る中、これまでの努力を遺憾なく発揮すべく、堂々とした発表を展開しました。発表終了後には、時に鋭い質問が投げかけられ、議論が白熱する一幕も。学生たちの“真剣勝負”が、あちこちの会場で繰り広げられました。

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