民間企業

ANAのグランドスタッフとしての誇りを胸に、
これからも努力と挑戦を続けていきたい。

全日本空輸株式会社(ANA) 上海支店 内定劉 依萍 さんIhen Ryu経済学部経営学科 4年生 / 中華人民共和国 上海工商外国語職業学院 出身

前へ

内定先についてお聞かせください。

全日本空輸株式会社(ANA)から内定をいただきました。
ANAといえば誰もが知っている航空会社だと思いますが、創業当初は、たった2機のヘリコプターしかない小さな民間会社でした。そんなANAがアジアを代表するエアラインにまで成長を遂げられたのは、行動指針のひとつである「努力と挑戦」のDNAが脈々と受け継がれてきたからです。
私も入社後は、グランドスタッフとして努力と挑戦の日々が始まります。勤務地は、出身地でもある中国・上海の浦東国際空港。上海支店の一員として、発券や搭乗手続きを行うカウンター業務から、出発前の快適な時間を演出するラウンジ業務、バックオフィスでの情報管理業務まで、幅広い業務に携わる予定です。

なぜ、上海から経法大へ編入されたのですか?

昔から日本文化や日本での生活に憧れを抱いていたので、上海の大学では日本語学部に在籍し、日本語の習得に励んでいました。でも、本当に語学を上達させたいなら、環境が何より重要。実際に日本に住みながら日本語を学び、日本文化や日本人の暮らしを肌で感じることが語学上達の最善の道だと思い、協定校である経法大への編入を決意しました。
編入学するまでにある程度の日本語は学んでいましたが、それでも日本での一人暮らしは苦労の連続でした。たとえば、コンビニで買い物をする時、「レシートはいりますか?レジ袋はいりますか?」と聞かれても、レシートやレジ袋の意味がわからないので、どうすればいいのか困ってしまうことも多々ありました。そんな日常生活の些細なことにも苦労する人間が、日本の大学で勉強するわけですから、その大変さは容易に想像できると思います。
ただ、大学生活が辛く苦しいものだったのかといえば、まったくそんなことはありません。確かに最初は言葉や文化の壁はありましたが、経法大にはさまざまな国から留学生が来ているので、日本人や中国人以外にもグローバルな交友関係を築くことができました。リアルな日本を吸収しながらグローバルな友人とも語り合える日々は、多くの学びや発見に満ちていて、私のコミュニケーション能力を大きく成長させてくれたと思います。

特に印象に残っている授業はありますか?

経法大に来て初めて学んだ経済学が、とても印象に残っています。普段の生活の中では意識することのなかった経済学が、実はいつもすぐそばに存在していたことに気づかされ、新しい知識をひとつ得るたびに新しい視野が広がっていくような感覚を覚えました。しかも、授業のすべてを英語で行う「Economic Issues in English」や「Japanese Economy」を履修していたので、経済学を学びながら英語力にも磨きをかけることができました。
これは、ANAのようなグルーバルな日本企業で働くためには、日本語力だけではなく英語力も必要だと考えてのことです。ですから、より実践的なビジネス英語の習得をめざして「Global Business Communication」や「Practical Business English」も履修し、英語でのコミュニケーション能力を鍛えていきました。

ANAに興味を持ったきっかけは何ですか?

中学生の時、日本へ初めて旅行に来た際、利用した航空会社がANAだったんです。グランドスタッフの行き届いたサービスと、客室乗務員の優しい気遣いなど、ANAの素晴らしさに感動すると同時に、強い憧れを抱きました。そして、その憧れはすぐに目標へと変わり、現在に至るまでの私の支えとなり、原動力となりました。
とは言え、日本で就職するのか、中国に帰国して就職するのかは迷いました。日本で就職するには、それなりに困難なことが待ち受けているでしょうし、帰国してしまうには2年という留学期間は短すぎる気もしていました。両親は早く帰って来てほしそうでしたが、日本企業で働きたいという思いと、ANAに就職する目標も叶えたい。そんな気持ちがせめぎ合っていた12月に、ANAの上海支店のことを知ったんです。ここなら、全部の夢が叶う。私は、すぐにANAに履歴書を送りました。

ANAの選考はスムーズに進みましたか?

比較的スムーズだったと思います。履歴書や志望理由書の書き方などは、ゼミの先生に丁寧に指導していただいたので、書類審査は問題なく通過することができました。事前にANAのホームページを何度も読んで、企業理念やグループの歴史、求める人物像を徹底的に研究していたことも役立ちました。
その次は、上海支店で支店長との面接でした。支店長は日本の方なので、日本語での面接です。それまで味わったことのない緊張感に襲われましたが、面接が始まるとそれがいい方向へと作用し、自分の思いをしっかりと伝えることができたと思います。ANAとの出会いやANAへの思い、大学で取り組んできたことなどについて、まだ少しつたない日本語でしたが必死に、そして熱く語りました。最後に支店長から、「グランドスタッフは体力勝負。空港内を走り回るし、早朝や深夜の勤務もあってハードだけど大丈夫?」という質問があり、その質問に私は「大丈夫です!」と明るく大きな声で答えて面接は終了。手応えはあったので、良い結果を期待しながらANAからの連絡を待っていました。
内定通知のメールが来たのは、年が明けてすぐのこと。内定が出たら飛び上がって喜ぶだろうと想像しながら年末年始を過ごしていましたが、実際に内定の連絡をもらってみると、妙に落ち着いた気持ちになりました。中学生の時からの夢が叶った瞬間なのでうれしさもありましたが、それよりもANAの一員として働く責任感の方が大きかったですね。

今後の抱負についてお聞かせください。

旅行に行く人、ふるさとへ帰る人、新天地へと旅立つ人。飛行機は、毎日たくさんの人の思いを乗せて空を飛んでいます。そんなお客さま一人ひとりに最高の時間をお届けできるよう、ANAのグランドスタッフとしての誇りを胸に、努力と挑戦を続けていきたいと思います。
また、2020年には東京オリンピック・パラリンピックがあります。ANAはオフィシャルエアラインパートナーなので、世界にANAの存在をアピールし、一人でも多くの人にANAの素晴らしさを体感していただきたいですね。

受験生の皆さんへのメッセージ

これから人生を歩んでいく中で、緊張する場面にいくつも直面すると思います。大学の入学試験や就職活動での面接もそうですし、知らない環境へ飛び込む時、初対面の人と会話する時、初めてのことにチャレンジする時など、きっと緊張することも多いと思います。でも、緊張することは決して悪いことではありません。緊張もせず気が抜けているより、適度に緊張している方が良いパフォーマンスを発揮できると私は思います。だから、緊張や失敗を恐れずに、いろんなことに挑戦してみてください。たくさんの人と積極的に交流することで出会った縁を大切にしてください。そうやって目標に向かって努力を重ねていけば、どんなことでも必ず叶えることができると思いますよ。頑張ってください。

※掲載内容は取材当時のものです。

同じ職種・資格のストーリー