公務員・教員

仲間の存在が夢への大きなモチベーションに。
救助隊を目指して、災害現場で活躍できる力を身につけたい。

東大阪市消防局 合格河村 龍星 さんRyusei Kawamura法学部法律学科卒(2024年3月) / 大阪府 阪南大学高校 出身

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東大阪市消防局の採用試験合格、おめでとうございます。
消防官を志すようになったのは、いつ頃からですか?

高校2年生のときに、将来の進路について考える機会がありました。「人の助けになるような仕事がしたい」という思いを抱くようになり、色々調べた結果、人命を守る消防官を志望するようになりました。社会的な信用の高さはもちろん、野球で鍛えてきた体を活かしつつ多くの人のために働くことのできるすばらしい職業であり、人命を守るという大きな使命のために訓練している消防官を見た時、純粋に「かっこいいな」とも感じました。地元が東大阪市のすぐそばなので、大好きな地元を守っていくことが今の目標です。

大学ではどのような学修に取り組まれたのですか?

コロナ禍と共に大学生活がスタートしたので、1年生からオンライン授業がメインでした。思い描いていたような大学生活とは違いましたが、自分のタイミングで授業を視聴できたり、巻き戻して確認できたりするので、じっくり学修と向き合う時間がつくれたことは、とてもよかったと思います。1年生の時に受けた授業では、採用試験にも関係してくる「数的処理」と「法学の基礎」が印象に残っています。特に「法学の基礎」では、法律知識の土台づくりができたので、2年生以降の法律関係の授業にもつながったと感じています。
また、2年生の時に履修した「警察法令概論」では、元警察官の先生から治安を維持していくための政策や警察実務について教えてもらいました。警察官が現場でどのような捜査を行うのか、どのような法律や手続きがあるのかといったことから、ストーカー犯罪対策や児童虐待の防止、災害対策、交通安全対策など、幅広い実務について実体験を交えた話も聞けたので、市民の安全や安心を守る公安職の重みを深く理解できました。
「公務員特別演習」では、消防官の使命が凝縮して書かれている、消防法第1条を暗唱できるようになるまで徹底的に覚え込みました。繰り返し書いて、音読して、毎日少しずつ体に染み込ませていきました。一人ひとり全員の前で暗唱する授業で、私はゼミ長を任されていたので「絶対に失敗できない」というプレッシャーもあり、暗記するだけではなく消防官の実務について授業と結びつけながら調べるなど、理解を深める工夫をしていました。また、模擬面接にも演習内で毎週のように取り組んだので、本番の面接でもとても役立ちました。学生が面接官役になって模擬面接をするので、学生それぞれの視点で意外な質問が飛んでくることもあり、急な質問にも答えられる対応力を身につけることもできました。一人ずつ最新ニュースを発表する機会もあったので、普段から情報収集をする習慣ができただけでなく、他の学生が発表するニュースも自分の知らなかった情報を得るいい手段になったと感じています。

大学生活で印象に残っていることはありますか?

ゼミ長をやっていたことです。ゼミの全員で公務員採用試験に合格したいという思いがあったので、勉強が遅れている人をフォローしたり、模擬面接で受け答えに詰まる人がいれば自分の考えを伝えたり、情報収集の方法をアドバイスしたり、自分の試験対策だけではなくゼミ全体のことを考えて行動していました。みんなの模範となれるよう人一倍努力をし、授業にも真剣に取り組みました。いま振り返ってみると、その時は「みんなのために」と思っていましたが、自分も大きなモチベーションをもらっていたと思います。
また、学生消防隊Safetyでの活動も印象に残っています。2年生まではコロナ禍であまり活動ができていませんでした。しかし、3年生から本格的に活動を行えるようになり、八尾市消防局の現役消防官と一緒に地域の小学校に赴いて、自主防災訓練に取り組むなどの活動をしました。消火器の扱い方やプールの水を使った放水方法などのレクチャー補助をすることで、自分自身の学びにもなり、何よりも現役消防官のテキパキした動きを間近で見ることができ、大きな刺激を受けました。「自分も将来こうなりたい」と改めて消防官への思いが強くなり、学修へのモチベーションアップにもなりました。地域防災リーダー研修では一般市民の方に防災知識を直接レクチャーすることもあり、教えることの難しさを痛感。最初はうまくコミュニケーションを取ることができなかったのですが、笑顔で積極的に話すことを意識し、何とか自分なりにレクチャーできるようになりました。実際に市民の方と触れ合いながら、市民のために活動する経験ができたので、消防官としての意識や誇りのようなものの一端を感じることができました。

試験本番に向けて、どのような準備をされたのですか?

Sコース(特修講座)で過去問を徹底的にやり込みながら、解き方のノウハウを幅広く教えてもらいました。頻出範囲を教えてもらえるだけでなく、効率的な勉強法を教えてもらえるので、試験前の対策も順序よく進められました。動画教材もいただけるので、いつでも好きな時に勉強でき、一通り倍速視聴してから重要な部分をじっくり勉強するなど、こちらも学修にとても役立ったと思っています。
大学が主催している就活実践キャンプでは、大阪市消防局に合格した先輩に模擬面接の面接官役をしてもらえたので、個人的に気になっていることや疑問をすべて質問しました。質問をさせていただいた先輩は、大阪市内にあるアンダーパス(線路や道路の下を通した周辺より低い道路)の数を覚えているほど、あらゆる防災知識を持っている人だったので、自分の勉強不足を感じました。同時に、良い刺激を受け、目指すべき目標にもなりました。
また、公務就職支援室では論文対策をしていただきました。論文は過去に出題されたテーマについて書いた文章を添削してもらうのですが、最初の頃は「まだ、形になってないね」と厳しくも正直なフィードバックをしてもらえました。論文の書き方がわかっていない状態からのスタートでしたが、ひたすら書いて添削してもらう中で、論文の型を修得できたと思っています。「ここはもっと具体的に書いた方がいい」と明確なアドバイスをいただけたので、自治体の施策や取り組みについて深く調べるようになり、論文を書くたびに知識が集積していきました。試験1ヵ月前は毎日1本論文を書いていたので、どんなテーマが来ても自信をもって書けるようにまで成長できました。

本番の試験でも、その成果は発揮できましたか?

東大阪市消防局の筆記試験は、これまで対策していた内容とは違ったものが出題されたので、正直なところ成果を発揮できたとは言い難かったです。これまで積み上げてきた基礎を何とか駆使して解くことができました。面接では基本的な質問には問題なく答えられましたが、少しマニアックな知識を問う質問もあり、それには正直少し焦りました。でも、就活実践キャンプで出会った先輩の影響で、さまざまなことを調べ上げていたので、何とか答えることができました。

今後の抱負についてお聞かせください。

消防学校では必ず成績上位に入って、現場で活躍できる知識と経験をしっかり身につけたいと思っています。東日本大震災の時に消防官が泥だらけで人を救う映像を観て胸を打たれて以来、救助隊を目指しているので、消防署に配属された後も体力や精神力、判断力に救助スキルなど、現場で活躍できる力を磨いていきたいです。市民の安全を守るだけでなく、災害時にいち早く現場に駆けつけて、最後まで諦めずに救助できる消防官になりたいと思っています。

受験生の皆さんへのメッセージ

学修面はもちろん、公務就職支援室などのサポート体制も充実しているので、公務員を目指す人にとって、経法大は間違いない大学だと思います。同じ夢を持つ仲間もたくさんいるので、切磋琢磨しながら夢の実現に向けて進んでいける環境があります。あとは、自分の頑張り次第なので、ぜひ経法大で夢を実現させてください。

※掲載内容は取材当時のものです。

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