難関試験合格

仲間と刺激しあいながら努力を積み重ね、
20代で税理士登録を実現。

税理士法人ジョイン 合同税理士事務所Y.M さんY.M経済学部経営学科 (会計ファイナンスコース) / 大阪府立 阪南高校

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税理士事務所にお勤めなのですね。

はい、現在税理士事務所で中小企業の経営者の方との月次面談を通じて、税務相談や経営アドバイスを行っています。税理士の仕事は「税金を計算し、正しく申告・納税していただく」ことではありますが、そこにとどまらず、経営パートナーとしてお役に立つことを重視しています。財務状況を踏まえて、今後の会社経営をどうしていけば良いか。相談相手となり、提案もしていくことが大切だと考えています。
また、やはり経営者の方々は、それだけの地位に昇り詰めただけあって、凡人ではなく個性的でいらっしゃいます。そのため、こちらにも臨機応変な対人能力が必要になってきます。学生時代から、必死に勉強するだけでなく、仲間同士のコミュニケーションも大切にしてきて良かったと感じています。

税理士の仕事に興味をもったきっかけは?

正直、私は中学や高校時代に「これがやりたい!」という明確なものがありませんでした。ただ、私の父親が会計事務所で働いていたのです。父は税理士ではないものの、似たような仕事をしていました。そのため簿記には何となく関心があり、「大学でそういう勉強をやってみようかな」と考えました。父も、自分が税理士資格を取りきれなかったという思いがあったのか、背中を押してくれました。大学選びでは別の商業系大学と迷ったのですが、「Sコース(特修講座)」があることや、自宅から通いやすいことで経法大に決めました。

大学ではどのような学修に取り組みましたか?

最初は軽い気持ちでしたが、入学したからには頑張ろうと思いました。すぐにSコースの授業が始まり、Sコースには意欲の高い学生が集まるので、周りに刺激を受けて本腰を入れるようになりました。1年生の6月に簿記3級、11月に2級を取得。3級はそれほど難しくないと感じましたが、2級の受験に向けては、キャンパスや友人の下宿先で遅くまで勉強するなど集中的に取り組みました。
2級取得後は、「そのまま簿記1級に挑戦する」か「税理士試験対策に注力する」かを選択することになりました。当時は、公認会計士を志望するなら簿記1級を選び、税理士を志望するなら税理士試験対策を選ぶというのが定石で、私は父の影響もあって税理士のほうを志望しました。そちらに進むには選抜試験があり、受験者の半数程度しか通過できない厳しい競争でしたが、努力が実って合格。大学の支援を受け、無償で大手資格予備校に通えることになりました。2年生の夏から、週2回くらい通って本格的な税理士試験対策を始めました。そのうち、大学での正課授業で学ぶことと、資格対策で学ぶことが自分の中で自然にリンクしていくような感覚が生まれ、余計に面白さを感じるようになりました。

Sコース以外に、大学生活で印象に残っていることは?

2年生から参加した引地先生のゼミです。自分と同じように、会計職をめざすSコース受講者が集まるゼミでした。とにかく面白い授業をしてくださる引地先生のもと、みんなが当たり前のように勉強する雰囲気でした。その中でチームワークも身につきましたし、楽しかった思い出がたくさんあります。おそろいのパーカーを作ったり、卒業旅行に行ったり。特に仲が良かった友人とは、今も連絡を取って会っています。気のおけない仲間であり、永遠の良きライバルですね。

税理士試験への挑戦について教えてください。

税理士試験では全部で5科目に合格しなければなりません。3年生の時に初めて、必須とされる2つの会計科目「簿記論」と「財務諸表論」を受験したものの不合格となり、それまでの勉強方法では通用しないことを痛感しました。そこで4年生では勉強量を大幅に増やし、特に6月から7月にかけては、朝7時半から夜21時半まで資格予備校で勉強する生活を送りました。その結果、4年生の夏に合格を手にすることができました。この会計2科目は、何としても大学在学中に取っておきたかったので必死でした。

その後に大学院進学と就職を経て、20代で税理士登録されたのですね。

会計2科目の勉強をしているとき、「残り3科目を働きながら勉強するのはかなり難しいだろうな」と感じました。残り3科目は税法科目なのですが、大学院で修士論文を書いて国税庁に提出し、認められれば2科目を免除されるという制度があるのです。父にもこのことを相談すると賛成してくれたので、他大学の大学院に進学し、論文で免除を受けました。
その後、現在の税理士事務所に就職し、1年目で最後の1科目に合格しました。25歳で5科目すべてを揃えたことになります。そして、これも要件の1つである「2年間の実務経験」を満たした26歳で税理士登録を果たしました。稀なケースだとよく言われます。税理士登録をする年齢は30歳を超えてからの人がほとんどで、20代での登録は1%にも満たないようです。

今後の抱負をお聞かせください。

今の事務所でさらに経験を積み、30代半ばまでに独立開業することが目標です。自分の理想は、「そういえば先生だったよね」と言われるような親しみやすい税理士になること。税理士はどうしても硬いイメージを持たれがちですが、何でも気軽に相談していただけるような存在でありたいと思っています。
私が日頃お付き合いをしている中小企業では、社長の奥様が経理をされているケースもよくあります。先日、お伺いした企業でも経理を担当されている奥様と1時間以上、奥様がお好きなテーマパークの話で盛り上がりました。そういった雑談も関係づくりのうちです。税理士は、言ってみれば人様のお財布の中身を全部見せてもらうような仕事ですから、心を開いていただくことが良い提案につながると考えています。

受験生の皆さんへのメッセージ

自分たちの時代から、公認会計士や税理士の養成プログラムはさらに進化し、Sコースを吸収して「アカプロ」という名前になっていると聞きました。より一層充実したそうで、うらやましくも感じています。それでもなお、無料という点も素晴らしいです。同じ志を持つ仲間と、頼れる先生方に出会える場所だと思いますので、深い関係を築きながら最大限にプログラムを活用して夢を叶えてください。

※掲載内容は取材当時のものです。

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